別れと共に訪れる夜明け




もう 日が昇る頃だろう 

山際が赤く染まり 昨日の影が消えてゆく



もう 旅立ちの時間だ

夜の闇の中にいた 待ち望まない 明日が来た



愛して 傷つけ合い

向かう先もなく漂って 温もりを忘れていた



「愛し方が違うだけ」と 互いのずれ 見て見ぬ振り

痛み抱え 笑顔作り 手を繋いだって 前に進めない

時が流れ 気付かぬまま 越えられない壁がここに

別々の方へ歩くことで 明日が来ると 考えてもみなかった




今日 最初の日が届く 

優しくて 君の髪を 鮮やかにそっと照らした



その姿は 小さく 遠くなる

朝の風に 瞬きをした時 消えた



君がくれたものや 教えてくれたこと

記憶の 中の全てが今 ここに



ほんの少し 変えられたら きっと違う今があった

変えようとはしないでいた できない理由などは何もなかった

足りないのは 人を愛す 深い心 強い決意

僕の愛情で 君を幸せにできなかった ただ君を傷つけてた



その頬を伝う 涙が最後の君の声



どうしたって戻らない 日々が巡り 何も見えず



「愛して欲しかった」 

君のそんな言葉の意味が 今の今まで分からなくて



記憶の中 繋ぐ言葉 君の思い ただ探した

君の愛情が 数え切れない 星のように輝いていた



いつも君は 僕を包み 僕を守り 僕を癒し

僕は一人 形だけの優しさで 君を支えたつもりで



「愛し方が違うだけ」と 今思えば ただ愚かで

君の愛情に気付かぬまま 何より大切な君を失ってしまった





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